私たちの提携会社には特殊清掃を専門でやってる会社があります。
そこの社長と話した内容がけっこう衝撃的だったのでシェアしたいと思います。
特殊清掃の業界は悪徳業者がわんさかいる
孤独死や自殺や殺人など変死の現場となった部屋、またはゴミ屋敷の清掃を行うのが特殊清掃です。
この特殊清掃業界では、残念ながら悪徳業者が増加しており、問題となっています。
まず、多くの場合、遺品整理と同様に、金品が盗まれるケースが挙げられます。
亡くなった方の部屋には家族や不動産業者が入りにくいため、警察以外では特殊清掃をやる業者が最初に入ることが多いのです。
その結果、「取り放題」となってしまう危険性があります。
さらに、「すぐに見積もりを出すのでお伺いします」と言う業者にも注意が必要です。
なぜなら、部屋に入って金目のものがないかをチェックされてる場合があるからです。
どんな被害がある?
清掃業者によって着物が盗まれたと気づいたが、着物があったことを証明できなかったため、訴訟を諦めたという話しを聞いたことがあります。
さらに、一部の人は広告で表示されていた価格の10倍以上を請求されたり、お金がないと伝えると、その代わりにローン会社を紹介してやると言われ、雑居ビルに連れ込まれそうになったといった話もあるようです。
特に女性や見た目が弱々しい男性は、被害者として狙われやすい傾向があるようです。
また、業者の中には「遺品を買い取って作業代と相殺して価格が安くなる」と宣伝しながら、実際には買い取ってもらえないか、相場よりもかなり安い買取価格になるケースが多いです。
そもそも、特殊清掃業者は品物を査定することができませんので注意すべきです。
臭いが残る
また、中には不法投棄の傾向がある業者も存在しています。
これらの業者は出たゴミを山や川などに無許可で捨てることが多く、結果として料金が安くすむと思われても、遺品の中には多くの個人情報が含まれているため、警察から「不法投棄されたゴミからあなたの情報が見つかった」と追及されることもあります。
こうした悪質業者は技術もなく、本来の清掃を行おうという気持ちも持っていません。
ゴミを適当に処理したり、床を拭き掃除だけして早々に終わらせ臭いが残ったままになります。
例えば、長期間放置された孤独死現場では、床が体液で汚れていることもありますが、その臭いを消すには高度な技術が必要です。
結局、別の信頼できる業者を雇うことになることもあります。
こうした悪質業者に騙されないようにするためには、十分な知識を持つことが不可欠です。