茨城県消費生活センターから押し買いについて注意喚起がありましたのでシェアしますね。
なんか同じリサイクル業界にいながらモラルの低い業者が多いなと最近私も思っていますので注意が必要な内容だと思います。
最近、個人宅を訪れて貴金属を無理やり買い取る「押し買い」に関する相談が増加しています。
この被害の背景には金の価格が高騰していることが考えられます。
さらに、高額買い取りを謳いながら実際は市場価格よりも安く買い取る「誇大広告」で騙される人も増えてるようです。
こうした事例に遭遇した場合はしっかりと断るよう注意を呼びかけています。
金の店頭販売価格は右肩上がりで、金の大手企業である田中貴金属工業によれば、2019年の1グラムあたりの価格は4691円(3月平均値)でしたが、2024年には同1万428円に上昇しました。
さらに、4月16日には同1万3063円となり、国内の金小売価格の指標として過去最高値を記録しました。
中東情勢の悪化などが背景にあるため、金は安全な資産と見なされ、今後も価格が高止まりすると見込まれています。
県消費生活センターに寄せられた訪問買取などの押し買いに関する相談件数は、2018年から2021年までは11から23件の間で推移していましたが、2022年には42件とほぼ倍増し、2023年も44件に上昇しました。
最近では、能登半島地震の被災地支援を名目に「支援物資を集めており、古着や食器など何でも買い取ります」という勧誘を受け、訪問された際に、実際は貴金属を出すようしつこく要求されるケースが報告されています。
被害を受けた方々を装った悪質な手法ですね。
このような被害を未然に防ぐために、被災地支援を名目とした訪問買取に気をつけるよう呼びかける声もあります。
さらに、広告も注意が必要です。
たとえば、「金・プラチナ・シルバー製品 通常買い取り価格より20%アップ」と謳っていても、実際は市場価格よりもはるかに安く買い取る業者も存在します。
このような広告は、消費者を誤解させかねないとして日本広告審査機構 (JARO) からも問題視されています。
同じく、実際に貴金属を売却した人から、市場価格よりも安い買い取り価格に不満を持つ相談も増えており、問題視されています。
商品を買取る業者選びや広告内容の見極めには、細心の注意が必要とされています。