中古品の販売を手がける大手企業であるコメ兵ホールディングスが、2024年3月期の連結決算を13日に発表しました。
売上高は前の期に比べて38.7%増の1,194億円と、初めての1,000億円を超えました。
この結果は、人気ブランドなどの商品を積極的に買い取り、充実させたことによるものです。
会社の本業である営業利益も44.2%増の74億円、最終利益も35.6%増の50億円と、過去最高を達成しました。
個人からの買い取り額も前期比で612億円と、40%増加しました。
また、買い取り専門店の出店拡大による効果も現れており、石原卓児社長は記者会見で、「良いものを買い取れる環境を整備し、売れる商品を集めることができた」と語りました。
同社では、買い取った商品を商品センターで仕分けしています。
小売店や古物市場、卸売業者などの販売チャネルを活用し、買い取りが順調な中で、小売業を重視しつつも、在庫が溜まらないように売り切ることが、大幅な売り上げ増加につながったようです。
それと同時に中期経営計画も発表され、2027年度には売上高を2,500億円、営業利益を150億円にそれぞれアップさせ、先々を見据えた戦略を掲げました。
ブランド買取店が乱立する中、コメ兵さんのように販売チャネルが多いのはほんとに有利だと思います。
